新しい年の初めに、世界文化遺産の上賀茂神社で新春書道奉納を行います。コロナ渦は日常を一変させ、世界のあらゆるものに影響を及ぼしました。来る年は、明るく、希望の持てる年となるように願いを込めて書き上げます。令和３年は「丑」。古来より農耕民族には欠かせない身近な生き物でした。それゆえ「神様に近い存在」として崇める国もあります。粘り強く、力強い「丑」を含めて三枚の書を厄除けの御祭神・上賀茂神社にて、書道家・高岡亜衣が魂を込めて書き上げます。

ご見学の方は、マスクの着用・三密の回避にご協力をお願いします。

[日時]
令和３年１月３日（日）１２時３０分〜１３時
[会場]
上賀茂神社　外幣殿（重要文化財）
[見学]
自由にご覧ください。

書道家・高橋亜衣
畳大の和紙に音楽に合わせて文字をしたためる「書道パフォーマンス」と呼ばれる独特のスタイルで表現する気鋭の女性書道家。ニューヨーク・パリなど活躍の場を世界に広げています。毎年５月５日に上賀茂神社で行われる「賀茂競馬」の文字も指毫しました。新元号の始まりに合わせて、元号「令和」揮毫を行い、話題になりました。
[プロフィール]
京都府宮津生まれ。小学生より書に親しみ、OLを経て書の道に入る。躍動的な書を得意とし、「書のアーティスト」として国内外で高い評価を得る。近年は、ニューヨーク、パリで個展やパフォーマンスを展開。昨年よりニューヨーク大学の招きで特別講座を開催している。