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京丹波伝統芸と職人技

2021.02.21

京都で人気の和装結婚前撮りショップ、京都ブライダルフォトワークスがおすすめする京都の観光情報。

人々の暮らしの中から生まれ、地域の歴史や特色を伝える「伝統芸能」。それぞれに先人の熱い思いが刻み込まれ、こよなく愛する人たちの手によって受け継がれています。

[和知人形浄瑠璃]
三業一体の妙技が光る「和知人形浄瑠璃」。江戸時代末期に大迫村(現代迫区)で起こったと伝えられています。一人で大ぶりの人形を操る「一人遣い」が特徴で、喜怒哀楽の感情を語り分ける「語り」、場面によって多彩な音色を奏でる「三味線」、この三者が一体となって地元に伝わる物語などを切々と語っていきます。

[和知太鼓]
力強いバチさばきと勇壮な響きで魅せる「和知太鼓」。源流となる広野太鼓の起こりは、酒呑童子に関わりがあるとされており、平安時代中期、天皇の命を受けた源頼光が大江山の酒呑童子という鬼の討伐に向かう途中に激しい雷雨に見舞われ、広野区の藤森神社で雨宿りをして出陣する際、村人たちが頼光の武運長久を祈願して打ち鳴らした奉納太鼓が始まりと伝えられています。

[小畑万歳]
即興ネタで笑いを誘う「小畑万歳」。江戸時代、毎年正月から春先にかけて現在の兵庫県から三人一座の万歳が訪れ、各戸を回って芸を披露していました。その衣装と鼓が小畑地区に残っていたことから昭和9年に地元有志が播磨流の万歳を披露したのが近代での上演の始まりと伝えられています。

[丹波八坂太鼓]
丹波地域に伝わる「丹波八坂太鼓」は、江戸時代に牛の疫病が流行り、病退散の祈りを込めて尾長野八坂神社の神前で打ち鳴らしたことが起源とされています。昭和46年に地元の人たちの手で「尾長野八坂太鼓」として復興し、その後、「丹波八坂太鼓」と組織を変更し、現在は5月末に行われる「八坂神社御田祭」などで披露されています。

[和知文七踊り]
音頭とりと踊り子の粋な掛け合いが魅力の「和知文七踊り」。江戸時代中期から浄瑠璃くずしの音頭が愛好され、そのリズムにのって踊りが生まれたと伝えられています。人形浄瑠璃の代表的な頭「文七」がその名の由来ともいわれています。8月の下旬に開催される昭和ふるさと祭りでは訪れた人たちが一緒になって文七踊りを踊ります。

緑豊かな自然に囲まれたこの地から生み出されるのは農産物だけではありません。京丹波の美しい環境にパワーをもらい、さまざまなカタチで表現する人たちがいます。京丹波で暮らす職人たちの光る技の数々、注目です。

[丹波栗]
丹波マロンファーム
京丹波町の特産品である「丹波くり」。大粒で風味の良い丹波くりを生産する山内善継さんは、中学生の頃から栗の接木や剪定など50年以上もの間、栗の栽培に携わっています。「ほんものの丹波くり」の生産拡大に今も余念がありません。

[絵本読み]
絵本ちゃん
地域の元気を担ってきた質美小学校の閉校を残念に思い、小学校を活用し、地域だけで止まらず、絵本を通じて子ども達やお母さんたちが集える場所にしたいと絵本専門店「絵本ちゃん」をオープンされました。この施設での文化的取り組みを発信し、若い世代の田舎に対する意識を変えるきっかけになれば。とあらゆる方とのコミュニケーションツールとして絵本よみもされています。

[木工]
工房tsukinowa
自然とかかわって暮らしたい。その思いから木の魅力を知り、家具職人となったふるいともかずさん。京丹波の地で工房を構え、木の器と暮らしの道具を作られています。

つみ木家具店
無垢の木しか使わない、天然塗料しか使わない、木組みのみで作り上げる。拘りぬき、「木」と「使い手」がうまく混じり合い、「ずっと使い続けたい」と思われるような家具作りをされています。

[酒]
有限会社長老
創業は明治36年。地酒として地元の皆様に自慢していただける酒造りを一番の目標にこの灯を消さないようにと頑張っている寺井渉さん。「長老」は、京都名山「長老ヶ岳」より命名され、豊富な地下水と地元産の酒米を使用するなど、生粋の地酒作りにこだわっています。

[菓子]
菓歩菓歩 bio Sweet's capocapo
スローフード、日本の伝統食を見直し、豊かな感性を失うことなく大切に次世代につなげてゆきたいと石橋香織さん。自然に囲まれた由良川沿いの工房でオーガニックなケーキ作りをされています。

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