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京都ブライダルフォトワークスで人気のフォトスポット宇治田原正寿院の魅力と歴史

2021.04.06

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京都ブライダルフォトワークスの和装ロケーションフォトウェディングの撮影スポットして人気の京都宇治田原にある正寿院。正寿院はハートの窓でインスタでブレイクし人気の観光地となったように思われますが、その歴史とても長いのです。

今回は、和装フォトウェディングで人気のフォトスポット正寿院の歴史についてお話ししたいと思います。

宇治田原の正寿院(しょうじゅいん)は、京都府宇治市にある仏教寺院です。正式名称は「正福寺」(しょうふくじ)といいます。宇治田原は、宇治市の中でも観光地として知られており、宇治川や宇治橋、宇治上神社などがありますが、その中でも正寿院はその美しい庭園や歴史的な建築物で知られています。

正寿院は、平安時代の末期、鎌倉時代の初めに源頼朝の寵愛を受けた公卿である藤原基経(ふじわら もとつね)によって創建されました。寺の敷地は宇治川のほとりに広がり、自然と調和した庭園が特徴です。庭園には池があり、そこには大小の島や石橋が配置され、美しい景観を作り出しています。特に、春には桜が咲き乱れ、紅葉の季節には鮮やかな景色が広がります。この美しい庭園は「宇治名園」としても知られており、多くの人々に訪れる人気のスポットとなっています。

正寿院の建物は、鎌倉時代の建築様式を代表する「舟型の屋根」が特徴です。また、内部には襖絵や障壁画など、美しい装飾が施されています。特に有名なのは、鎌倉時代の僧・了阿(りょうあ)によって描かれたとされる「了阿筆の三十六歌仙図」です。これは、日本の古典文学である「古今和歌集」の歌人36人を描いた絵巻物で、歌仙たちの姿が生き生きと描かれています。この絵巻物は、国の重要文化財に指定されており、美術愛好家や歴史に興味のある人々にとっても魅力的な見どころとなっています。

正寿院は、その美しい庭園と歴史的な建物、さらには文化財や絵巻物などの貴重な宝物が鑑賞できる場所として、多くの人々に愛されています。また、宇治の茶文化にも深

く関わっており、正寿院ではお茶会や茶道体験のプログラムも行われています。茶室や庭園の風景を楽しみながら、日本の伝統的なお茶の文化に触れることができます。

さらに、正寿院は宇治茶の製造にも関与しています。宇治は日本でも有名な茶の産地であり、正寿院の敷地内には茶畑もあります。ここでは、茶摘み体験などが行われ、訪れる人々は自分自身で新鮮な宇治茶の葉を摘むことができます。また、正寿院で栽培された茶葉は、寺院内で加工され、質の高い宇治茶として販売されています。

正寿院は、その美しい自然環境と歴史的な価値、そして宇治茶の文化との結びつきによって、多くの人々に訪れられています。観光客や茶道愛好家だけでなく、歴史や文化に興味のある人々にとっても魅力的なスポットとなっています。宇治田原の正寿院は、日本の伝統と風雅を体感できる場所として、宇治市の宝として大切にされています。

宇治田原の正寿院は、鎌倉時代に創建された寺院で、鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝の庇護を受けた公卿・藤原基経によって建立されました。基経は頼朝の寵愛を受け、その後ろ盾を得て正寿院を創建し、菩提寺としました。

正寿院の敷地は、宇治川の畔に位置しており、自然と寺院の建物が調和した美しい景観が広がっています。庭園は日本庭園の美学を感じさせる作りで、水面に浮かぶ島や小さな橋、風情ある石組みが配置されています。この庭園は「観音浄土」と呼ばれ、宇治川の清流や自然の美しさを表現しています。特に、春の桜や秋の紅葉の時期には、その美しい景色が訪れる人々を魅了します。

寺院の建物は、鎌倉時代の舟型屋根(舟輪造)の特徴的な様式を持っています。舟型屋根は、正寿院を含む鎌倉時代の建築物によく見られる構造で、屋根が船の舷のように湾曲しています。この構造は、建物の上部が優雅で風流な印象を与え、鎌倉時代の建築美を象徴するものとされています。

正寿院の内部には、重要文化財に指定されている絵巻物「了阿筆の三十六歌仙図」が所蔵されています。この絵巻物は、日本の古典的な歌集である「古今和歌集」の歌人36人を描いたもので、絵の技法や表現力、緻密な筆致が称賛されています。絵巻物は一般公開されておらず、特別公開や展示会などの機会に限定的に見ることができますが、その価値と美しさは非常に高く評価されています。

また、正寿院では、茶道体験やお茶会などのプログラムも行われており、茶道愛好家や訪れる人々は、茶室や庭園の中で日本の伝統的なお茶の文化を体験

することができます。正寿院では、茶道体験プログラムでは、茶室での点前(てまえ)や茶道具の使い方、抹茶の点て方などを学ぶことができます。また、季節に応じた特別なお茶会も開催され、美しい庭園の景色を楽しみながら、上品なお茶と和菓子を味わうことができます。

さらに、正寿院は宇治茶の歴史と製造にも深く関わっています。宇治は日本茶の代表的な産地であり、宇治田原の地は特に高品質な宇治茶の栽培に適した土地として知られています。正寿院の敷地内には、茶畑も広がっており、伝統的な栽培方法で宇治茶の茶葉が育てられています。茶摘み体験では、訪れる人々が自分自身で茶畑で茶葉を摘むことができ、その後の加工工程も見学することができます。また、正寿院で栽培された茶葉は、寺院内の茶室や茶堂で提供され、高品質な宇治茶として評価されています。

正寿院は、その美しい庭園や歴史的な建築物、文化財や絵巻物の所蔵、そして茶道や宇治茶といった要素が組み合わさり、訪れる人々に日本の伝統と風雅を感じさせる場所となっています。多くの観光客や茶道愛好家が訪れ、寺院の静寂な雰囲気と美しい景観を楽しんでいます。正寿院は、宇治田原の重要な文化財であり、宇治市の誇りとして、これからも大切に保存・伝承されていくでしょう。

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